いないカナタ / 不存在的彼方


いないカナタ

カナタの言葉は、今

いいたいのに

これこそ言えない

それでも何かしないとしたら

きっと消えそうになる

気がしていた


真っ白な空

ボクをずっといじめていた

囁きさえも届かなくて

空、雲、雪、ボク

ごろごろに

叫びと静か


「ね、オボロ

どうなるかな」

キミなら、きっと教えるのかな

砕けた思いも

目に涙も

ただ、呟いて


いつから、ボクは

空っぽになった

降る雪を汚れて

スノーマンをぶっ殺すだけ


カナタはなぜ広いんか

心はどうして狭いんか

世界の中心で

どうしても愛を呼ぶ化け物



躊躇った

灰色に霞んだ

迷子の蝸牛のような

白、影、黒、月

残り、溶けてしまった「氷菓」だから


「もう、やめてください」と

「獣だけだ」って

消えていく声で語り続く

「そうじゃなければよかった」

消えた後、やっと気付いた

足跡もなく迷子


「ね、ミノリ

カナタ、どう思う」

「責めても始まらない、もうやめって

大人になる

胸が冷えるまで

どうかしてね」


そのまま捨てた

選んだ「青春」は

あんたらのせいのくせに

責める勇気がどこから出た


「迷子でも進む」と言う

どう見ても明らかだが

「不器用」って、「不可能」って

それこそカナタじゃないのか


無駄遣いで

偉いふりして

ボクは迷子で

不可解だった


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